オーキッドラウンジ / Orchid Lounge
アジア圏における使い勝手が良いプライオリティパス。ベトナムにおいても例外ではありません。特にホーチミン市の玄関口であるタンソンニャット国際空港では、以前よりしっかりとしたラウンジが用意されており、出発までの時間を快適に過ごす事が出来ます。
今回利用したのはオーキッドラウンジ。以前は後述する他のラウンジがプライオリティパス指定ラウンジでしたが、気がつけば新しいラウンジへと移行しておりました。
ラウンジは全面が窓側に面しており、広々とした印象。航空会社用の共有ラウンジである、ローズラウンジとアプリコットラウンジのちょうど間をとった広さです。
ベトナム感たっぷりの木目を使った少々古いインテリアですが、清潔感はしっかりと保たれており、利用にあたっては全く差し支えありません。
大鍋フォーもある!充実の飲食サービス
飲食は航空会社ラウンジと遜色無く、かなり充実しています。例えばこちらのフォー。レンジでチンではなく、鍋で温められたスープが提供されています。薬味も一通り揃っており、巷で食べるものと差はありません。その他にはサラダやチャーハン、炒め物、パン・ハム、フルーツにケーキといった定番の品が並びます。
ドリンクは大多数が缶での提供となり、ジュース、リプトンティー、ソーダ、ビール(333やサイゴンスペシャル)などなど選択肢が豊富です。その他にもハンガリーやフランスのワイン、ネスレのコーヒーサーバーまであり、選ぶのに迷う程でした。
容器やお皿がベトナムらしく少々安っぽいのはご愛嬌ですが、お花を飾ったり並べ方を工夫したり、何やら非常にやる気を感じます。
この日は既に食事をしていたので、ドリンクとバナナのケーキを一口だけいただきましたが、バナナケーキなのに中にベリーが挟んであり美味でした。ベトナムの空港ラウンジは手作り感満載なので、その点いつも料理の満足度が高いのです。
今回初めて利用したオーキッドラウンジですが、スタッフの感じも良く、とても空いていて大満足でした。航空会社共用ラウンジと比較しても、こちらの方がベターなチョイスであると思います。
タンソンニャット空港には4つのラウンジがあるので注意!
ちなみにタンソンニャット国際空港の国際線ターミナルには、4つのラウンジがあるので注意が必要です。空港の搭乗ゲートに向かって右側から順に
1.ロータスラウンジ / Lotus Lounge:ベトナムエアライン専用
2.アプリコットラウンジ / Apricot Lounge:航空会社共用
3.オーキッドラウンジ / Orchid Lounge:プライオリティパス、その他カード会員向け
4.ローズラウンジ / Rose Lounge:航空会社共用
2.アプリコットラウンジ / Apricot Lounge:航空会社共用
3.オーキッドラウンジ / Orchid Lounge:プライオリティパス、その他カード会員向け
4.ローズラウンジ / Rose Lounge:航空会社共用
の4つです。
アプリコットラウンジと、ローズラウンジも利用経験があるのですが、いつも席が全て埋まるほどの混雑であまり好きではありません。
ただし係の人に聞いたところ、以前のように片方のラウンジへ利用を固定されるのではなく、どちらかのラウンジを利用する形で問題無いとの事でした。流石経済都市の空港だけあって、対応が柔軟です。
タンソンニャット空港は現在拡張工事が進んでおり、なおかつ数年後にはロンタイン国際空港(仮称)が開港する予定です。
今後もラウンジについては増設や拡張対応がなされ、余裕が増していくと考えて、ほぼ間違いは無いでしょう。