高級邸宅風のエストニア共和国大使館訪問
ファッション系らしき会社が目につく神宮前。初めて訪れた地域ですが、道端でモデルさんが撮影をしており、普段とは全く違う世界に動きがぎこちなくなります。表通りから一歩入り、裏道を進むと見えてくるのが、立派なお屋敷のようにも見えるエストニア大使館です。
良く訪問するベトナム大使館とは違い、自由に入れるエントランスはなく、一般住宅と同じチャイムを鳴らして要件を告げます。
階段を進み、これまた一般住宅と同じドアを開けると、リビングを転用したであろうミーティングスペースが広がっていました。
日本人職員の方に案内され、そちらで大使館員の方が出てこられるのをお待ちします。
中は暖炉があるのに、どこか和風の要素も混ざっており、非常に不思議な気分になります。
周囲を見回していると、暖炉の上に何故か三菱自動車i-MiEV(電気自動車)の絵コンテが飾ってあり、妙に記憶に残ったのでした。
しばらくすると大使館員の方が登場。早速要件を済ませます。時折英語で雑談を交えたのですが、この方が非常にクレバーかつ面白い人で一つ一つの返しにキレがあります。
益子CEOがここにやってきた?
例えば暖炉の上の電気自動車の絵について。「あれはi-MiEVですよね?なんで絵を飾っているのですか?」と聞くと、「三菱自動車とは電気自動車の普及で協力関係にあり、2日前にMASHIKOさんがあなたの所に座っていたんですよ〜」とのこと。
うん・・・?MASHIKO?って益子CEOのことではないですか。
また「エストニアは建国から100周年と聞きました」と言うと「そうです、ご存知の通り松下電器と同じですよね〜」と言われます。
松下電器(現パナソニック)って100周年なの?と思い沿革を調べると、本当に100周年です。知らなかった・・・。
最後に「エストニアはEUなのでシェンゲン協定の関係で入国しやすいですね。最近イギリスはEUから離脱したり大変ですが、何故そうなってしまうのでしょう?」と質問すると
「やっぱりイギリスは島国だから考えがそういう感じなんじゃないですか〜(同じ島国の日本人なら)分かるでしょ?」と言われて大爆笑。
同じ島国である日本の閉鎖的な雰囲気に対しても皮肉っているわけで、本気で笑ってしまいました。
エストニアの方と直接会話をするのは人生初でしたが、なんとも頭が良く面白いのが印象的です。
大使館員ですから優秀な方が勤務されているのだとは思いますが、国の柔軟な政策を見てもやはり優れた才能を持つ方が多く居る国なのではないかと感じます。
エストニアの首都タリンまでは、ヘルシンキからフェリーで2〜3時間のようですので、是非訪問してみたいものです。
おまけ:青山シャンウェイでランチ
あまり訪れないエリアなので、エストニア大使館の近くを歩いてみました。すると以前孤独のグルメで取り上げられた”青山シャンウェイ”さんを発見。ちょうどランチの終わり間際ですぐに入店する事が出来ました。ビックリするほどホロホロに崩れる鶏肉料理と、サラダビュッフェに大満足。
夜はなかなか予約が取れないそうなので、ランチがオススメです。