ヒューストンで勉強している青年と出会う
10代に見える元気な青年。話を聞くと20歳を少し過ぎた若者でした。ベトナム・ハノイ出身ながら、今はヒューストンの大学で理系の勉強しているそうで、非常に知的な顔立ちです。ベトナムの(なおかつお金持ちの)人気留学先と言えば、かつてはソ連・東欧、最近ではオーストラリアと聞きますが、私の知り合いもダラスへ行っていたので、アメリカも珍しくはなくなってきている印象です。
ハノイとアメリカどっちが居心地良い?と聞くと、圧倒的にハノイなのだとか。緑の木々が並び、一歩路地裏に入れば落ち着いた雰囲気に包まれるのが、とても心地良いそうです。
確かにバイクでうるさい街中ではありますが、少し大通りを離れるだけで、静かな空間が広がりますから、心を落ち着けるにはなかなか乙な場所です。
ロケットつながりでスミソニアン博物館の話になる
ヒューストンと言えば宇宙センターですから、ロケット関係の話をしてみると、先日スミソニアン航空宇宙博物館へ行った時の写真を見せてくれました。そう言えば彼と同じ年齢の時に、自分も旅したなとしみじみ。偶然にして、自分がかつて撮影したのと全く同じアングルの写真がいくつか見えます。
私も海外へ留学してみたかったのですが、学生の時に悩み過ぎて色々な事に挫折してしまったのでした。結局自分自身に負けた事が最大の敗因ですが、人生最大の後悔と言えます。
一瞬の誤った決断が人生の幅を狭めてしまう。若い人に同じ事をして欲しくないと強く願うばかりです。
人と比較すれば今のステータスでも十分で、飢えているわけでもないんだから良いじゃないか?と聞かれる事もありますが、やっぱり嫌いなもんは嫌いだし、つまらんもんはつまらん。これだけは間違いありません。
「なんでも遅すぎるという事はない」と青年に反論される
将来どんな仕事をしたい?と質問してみると、様々なテックカンパニー(ITカンパニー)の名前が出てきました。NVIDIAとか面白そうだよなーと言うと、青年ニコニコ。そういうところを踏み台にして、新しい会社を作ったりする手もあるだろうし、人生に先があるというのは非常に良いです。
『俺なんて年齢的にヤバいじゃん。君みたいのが頑張れや』と〆ようとすると、『何をおっしゃる、なんでも遅いなんて事ないですよ!』と励まされてしまいました。
全くその通り。学生の時に自分が間違えたように、最後は自らのマインド次第かもしれません。
今年は不思議と知らない人との会話が多く、日々良い言葉をいただいている気がします。せっかくいただいた言葉は、大事に活かさなければなりません。