エアバスA321での短距離フライト
今回はヨーロッパ圏内の空の旅です。”国際線”に違いはありませんが、ヨーロッパ圏は”シェンゲン協定”と呼ばれる国境検査を省略する協定を締結している国が多いため、ほとんど国内線のような感覚で移動する事が出来ます。もちろんフィンランドもフランスもシェンゲン協定エリアですし、所要時間はおおよそ3時間。気がつけば到着しているような距離です。
機材はお馴染みのエアバスA321。ヨーロッパの短距離線における定番機材でした。最近737MAX機の問題が続いているため、唯一の代替と言えるA320シリーズの人気が上がる結果となっています。
ヨーロッパ内はエコノミークラスで十分
今回もエコノミークラスです。座るとシートピッチは非常に狭く、前席が迫ります。我々小柄な日本人でこの狭さなのに、ヨーロッパの人はどうなってしまうのか?!といつも思うのですが、何とか耐えられているご様子でした。ヨーロッパの短距離線ではビジネスクラスでも、エコノミークラスと同じシートを使うパターンが非常に多くなっています。3列シートの真ん中だけを空席にして、窓側と通路側をビジネスクラスとして提供するのです。
もちろん食事やドリンクは付きますが、一番前でもなければシートのメリットがあまり無いので、お値段の割に価値の乏しい選択となります。よっぽどの理由がなければ、あえて選択する必要は無いと考えます。
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AY1577は夕方16時台の便ですが、今回は幸いにして空席が目立ち快適に過ごす事が出来ました。フィンエアーと言えばブルーベリージュースですが、気分でコーヒーを選択します。フィンエアーエコノミークラス搭乗記-AY832・JL6840 / A321-"ベリージュースが美味" | ロンドン>ヘルシンキ
機内誌を開きながらゆったりと過ごします。フィンランドの基礎データが掲載されていたのですが、絵が楽しく、非常に分かりやすい表現方法だと思いました。北欧はキャッシュレスやEVの導入に積極的だと聞きますし、新しい事に対して柔軟との印象を持ちます。
『何だか視線を感じるな・・・』と上を見ると、お肌ツルツルのお子様に凝視されていました。これも考え方によっては一期一会です!笑わせてくれてありがとう。
ヨーロッパ短距離線の旅でしたが、空いている事もあり快適に過ごす事が出来ました。シート間が狭くペラペラな座り心地なのは難点ですが、何と言っても距離が短いので致命的ではありません。
フィンエアは機内の配色が明るく、清潔感があるので他社より余計に気持ち良く乗れる印象です。気がつけばフィンエアをリピートしてしまっている自分が居ます。北欧〜ヨーロッパ間を旅される際には、選択肢の一つとして検討されてみてはいかがでしょうか。