”日本のウイスキーだけを扱った店がある”
同じように車が出庫されてくるのを待っていたおじさん。海外の人と話をしたかったのか「君の履いてる靴カッコいいね〜」と話を振ってくれました。おじさんは東海岸から仕事でサンフランシスコへと訪れたそうで、年に数回は出張でやってくるとのこと(これでも国内出張なのだからうらやましい!)。
「実は昨日取引先の人に、ココ連れてってもらったんだよ」と写真を見せてくれました。
出てきたのはNIHONと書かれたお店の外観。日本の事をNIHONと読みのまま表現するのはなかなか珍しい気がします。
「ここは日本製ウイスキーの専門店で、見たこともない日本のウイスキーが大量に並んでいたんだ!すごく楽しかった!」
と興奮気味のおじさん。最近日本のウイスキーはどこへ行ってもとにかく品薄なのですが、アメリカでも人気が出ているのだなと実感したのでした。
かく言う私もウイスキーは時折嗜むのですが、確かに山崎、白州のビンテージ系は香り高く美味しい一品です。ただし、今は名前やビンテージで盛り上がり過ぎている部分もあるのではないでしょうか。
実のところ自分はさっぱりとしてまろやかな風味の”知多”の方が好みですし、お酒は値段ではなく自分の好みでゆっくりと楽しく飲みたいものです。
「会えて嬉しかったです!」と声をかけると、ニッコリ笑顔のおじさんはイケイケのアウディに乗って去っていったのでした。
何でかは分かりませんが、アメリカへ行くとビジネス系の方に声をかけてもらえます。昔は勇気が無く、まともな返答も出来ず機会を逸していましたが、今は大分話を聞き出せるようになりました。
例え英語が下手でもインテリ系は大抵じっくり聞いてくれますから、一生懸命話そうとする姿勢が重要です。