2023年香港。気が付かない内に香港のコンビニでは、日本へのリスペクトが強すぎるサンドウィッチが販売されていました。
『日本で製粉した』サンドウィッチとは?
久しぶりの香港。ゼロコロナ後ということもあり、早速街の変化を確かめるために現地のコンビニエンスストア、香港セブンイレブンへと立ち寄ってみました。街の変化→人の好みの変化→マーケティングの変化→店頭(棚)の変化へとつながりますので、とにもかくにもお店の棚を眺めてみるのが一番です。
早速目についたのが食品コーナーでした。日本ほどお弁当やお惣菜類は充実していませんが、おにぎりやサンドウィッチはラインナップされています。中でも目を引いたのが『日本で製粉した』と描かれたサンドウィッチです。
気になりすぎたので購入することにしました。私が選んだのはチキンカツレツとレタスのサンドウィッチ。お味は日本と全く変わらない、ソフトなパンの美味しいサンドウィッチでした。お値段は25香港ドル。1香港ドル=16円の場合、400円相当。しかし少し前まで1香港ドルは12円から13円程度でしたので、元々300円程度と考えると、日本と変わりません。
それにしても、ここまではっきりと日本語で表記するという事は、よっぽど日本が流行っているのだろうと認識しました。コロナ前から台湾などでも”日式”という言葉があるほど、ブームではありましたが、コロナ禍の分断が更にその動きを加速させたようです。
「日本はもうダメだ」などという苦しい声が国内では日増しに増加している気がしますが、海外の人からは全く真逆の”羨望の眼差し”で見られているのが面白いところです。つまり海外に目を向ければ、まだまだチャンスは転がっているのではないでしょうか。
結局コロナ前もコロナ後も、本質は変わらなかったわけで、むしろ”日本という総合ブランド”にとってはチャンスが増えた模様です。