AIサマリー
- ロッテ免税店でのエルメスの香水購入体験が紹介されている。
- 韓国勢がベトナム投資に力を入れており、韓国資本のショッピングモールやホテルが増加している。
- ハノイ・ノイバイ空港にもロッテ免税店が進出し、品揃えが豊富。
- エルメスの香水を購入する際、JCBカードを使用したところ、店員の反応が非常に良かった。
- ベトナムではまだクレジットカードが普及しておらず、JCBカードは特に憧れの存在とされている。
ロッテ免税店でエルメスの香水を購入
私がベトナムと関わるにようになって、早くも10年以上経とうとしていますが、同じ頃ベトナム投資に力を入れていたのが韓国勢でした。
私が通っていたベトナム語教室の脇の家に韓国の人がオフィスを構えていて、小さなタウンハウスで楽しそうにビジネスをしている姿に「まことに侮りがたし」の印象を強く持ったものでした。(ベンチャーみたいで羨ましかった)
それから10年経ち、韓国資本のショッピングモールやホテルがどんどん増え、直接投資の大きさを実感する場面が増えてきました。
ハノイ・ノイバイ空港にもロッテ免税店が出店し、以前のショップとは段違いのセンスある品揃えになっています。
私はエルメスの香水をいくつか愛用しているので、探しに行ってみると、男性向けのH24や庭シリーズが揃っており、在庫も豊富です。日本には存在しない「お得パック」が用意されていて、円安でもまだ割安感があります。ロッテ免税店なので、もちろん正規品です(後で使っても間違いなく本物だった)。
JCBのカードを見せた瞬間の反応がスゴイ
近くの女性店員さんに話しかけて在庫を出してもらいます。周りに韓国のビジネスパーソンが多かったので、わざと「カムサハムニダ」と言うと「もう、私、韓国人じゃないわよ!ベトナム人!」と笑われました。レジでお金を支払おうといつものJCBカードを出すと、出した途端にカードを掴んで『おおお、こ、これはーーー!』と目を輝かせます。
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どうしたのと英語で聞くと、言葉を選んで『私にとって、JCBカードは、憧れなんです!』と力強く語ってくれました。
そうかあ、クレジットカードはまだ普及期だから、作ること自体がまあまあ大ごとなんだなあと。
「じゃあ、お仕事頑張らないとね!」と言うと、うんうんとニコニコ頷いていました。
何故東南アジアの人々の目が輝いているかと言えば、まだまだ楽しいことが沢山あるからなのかもしれません。一つ一つの物事が新鮮だと、期待値とか喜びも大きくなります。日本は成長したからこそ、結果を知りすぎてそのような期待を持ち辛くなったのでしょう。ジレンマです。
ところで、素直なベトナムの人々に好感を持つ私ですが、経済成長すると問答無用で人間はドライになっていくので、なんだか寂しい感じもあります。タイはその良い例で、私にとってベトナムとタイでは居心地が全く違います。
ベトナムに力を入れるJCB
楽天カードマンのおかげか、日本でクレジットカードは敷居が低いものになりましたが、確かに昔はもっと重たい存在だった気がします。JCBは1991年から長くベトナムで事業を展開しているそうで、この地を重点的な発行場所に位置付けているとのこと。確かに街中の広告などでJCBのマークをよく見かけます。
Discoverと提携したとは言え、ヨーロッパ・北米では本当に使い辛いJCBですが、確かに東南アジアは意外に使える場所が多いです。日系の企業として、ユニクロやイオンのような分かりやすい企業より目立たない存在ではありますが、海外で力を発揮している日本ブランドの一つと言えるでしょう。