旅へ行くと、ついマグカップをお土産に買ってしまい、家で怒られる私。以前、アップル本社へ行った際にも当然のようにマグカップを買いました。しかし、家で眺めていると、なんとそれは日本製だったのです。まさかの逆輸入品だったとは思いませんでした。
渋くてカッコ良すぎ。アップル純正マグカップ
日本ではあまり見かけない、アップルロゴの入った純正マグカップ。アメリカ・シリコンバレーのカンパニーストアで購入することが出来ます。
過去にも訪問した際に、タンブラーや別のマグカップを購入しましたが、今回はなんとも渋い色でスタイリッシュなマグカップが売られていました。緑というか、茶色というか、微妙な色合いが魅力的です。形はスマートで、品質も良さそうで、長く使えそうです。
「これ、いいぞ」と直感を信じて、すぐに購入しました。
なんと、まさかの「JAPAN」の記載が。日本製だったのです。
そしてもう一つ「HASAMI」の刻印もありました。
しばらく考えてみると、長崎の波佐見焼が浮かびました。長崎県の波佐見からアメリカへ陶器を輸出していることに驚きました。
アップルは素材やデザインに相当こだわる会社ですが、主要プロダクトの組み立ては中国やベトナムなどで行っています。それなのにカンパニーストアのお土産だけは、わざわざ日本で作らせているのは驚くべきことです。大量生産ではなくコストのかかる選択をしているのです。
頻繁に日本で大トロの寿司を食べていたと知られる故ジョブズ氏が気に入っていたとか、製品に関係があるのかもしれませんが、日本の技術と芸術が思わぬところでリスペクトされているのは喜ばしいことです。
波佐見のどの工房で作られているかはわかりませんが、こんな素敵な製品を作っている場所なら一度は訪問してみたいものです。